小中高校生を大学に招いて,科学研究費による研究の成果を紹介する講座「ひらめき☆ときめきサイエンス～ようこそ大学の研究室へ～」を今年度佐々木教授が行っています。その講座の一部を高校へ出向いて実施して欲しいとの依頼を県立倉敷鷲羽高等学校からいただき,11月16日に出前講座に出掛けました。
テーマを「思いやりの心を育てるVR(バーチャルリリティ)の活用」として,はじめに科学研究費について説明し,その後「思いやりの心」には物理レベル・社会レベルの視点移動が必要なことを講義しました。そして,VRヘッドセットを装着して自分のアバターをデザインし仮想空間に入りました。アバターの立場で振る舞ったり話し合ったりする演習を通して,他者の視点を捉えることがねらいです。時間の都合で仮想空間に長居はできませんでしたが,受講の高校生のみなさんにとって他者視点に立って物事を考える機会になったようでした。