学生の皆さんへ

中国学園大学・中国短期大学
学長 千葉 喬三

生成系AI(ChatGPT,BingAI,Bard等)利用についての注意喚起 【第1報】

今日、生成系AI(ChatGPT,BingAI,Bard等)は驚くべき速さで進化しており、サービスの能力が飛躍的に向上していることは既にご存じだと思います。特に教育をめぐる利活用について、ChatGPTがニュース等で大きく取り上げられるようになりました。これらのサービスは有用であると同時に、その利用に当たっては十分注意すべき点があります。学生のみなさんには、次の点に特に注意してください。

生成系AIのむやみな利用はあなたの学び・考える機会を失わせます

<1> 生成系AIで出力された情報(文章や画像等)の回答をそのまま試験・レポート・課題・論文作成に用いることは研究倫理上の問題を引き起こす可能性があるだけではなく、みなさんの学力向上に何らプラスになりません。また、出力情報の内容によっては盗作・剽窃であると判断され、著作権法違反となる可能性もありえますので、十分注意してください。授業によっては、生成系AIの利用を禁止する、あるいは利用に当たっての制限を課することがあるため、生成系AIを利用する場合は担当教員の指示を受けてください。

生成系AIの回答は必ずしも正解ではありません

<2> 出力された情報によっては、質問に対する回答内容が必ずしも事実とは限らず、その真偽については利用する側の責任となるため、利用する際は回答の真偽を確認することを心がけてください。生成系AIの利用を有益な学びに繋げるために必要不可欠となる作業です。

生成系AIに個人情報を入力してはいけません

<3> 機密情報や個人情報を入力することは固く禁止します。入力された情報は生成系AIのシステムに蓄積され、学習される可能性があり、送信した内容を他者が引き出し活用されてしまう恐れがあります。この点は特に注意してください。

※今後も生成系AIについて継続的に学内で検討を行い、適宜お知らせいたします。