令和6年6月29日(土)、光風寮の寮生がALSOK岡山支社の方からAEDの機械の説明と心肺蘇生法(CPR)の指導を受けました。
はじめに人形を使って、実際に倒れている人の発見者となった場合を想定して、一人ずつ心肺蘇生法を実践しました。周辺にいる人に協力してもらい、救急車を要請する人、AEDを取りに行き操作する人、胸骨圧迫を行う人、などに分かれて実体験をしました。
また、岡山市消防局は、「Live119映像通報システム」を導入しており、指令センターと通報者との間でビデオ通話できることにより、適切なアドバイスがあるので、心肺蘇生法に自信のない場合でも、落ち着いて対応ができることを教えていただきました。
参加した寮生は、救命には救助者の行動が不可欠であることを認識し、救命処置の重要性について学びました。実際に、傷病者への声かけや、AEDの機械の取り扱い方法、パットの取り出しや胸にパットを貼付する場所等を確認しながら行いましたが、やや苦戦している様子でした。しかし実践していくうちに、AEDを使用した心肺蘇生法の手順がわかり、真剣に取り組んでいました。寮生は「手技を忘れてしまうので、定期的に習得することが大切だと思った。」「胸骨圧迫が難しかった。圧迫の深さ(5㎝)が乾電池1個分の高さに相当するとは知らなかった。人形だからある程度圧迫できるが、実際には力がないと思う。」等の感想があり、救命処置の重要性を考えることができました。